第1章・算術/② 数字と位取り
10個をひとまとめにしよう
数を記録するための線が何十本もあったら、数えるのは大変だね。もっと簡単に表す方法を考えてみよう。
印が多くなったらどうする?
羊がたくさん増えて、木の棒につける印も増えました。
そこで、10本の印をひとまとめにすることにしました。10本のかたまりがいくつあるかと、余った印が何本あるかを調べれば、ずっと簡単に数えられそうです。
では、なぜ10本をひとまとめにするのでしょう? 両手の指を数えてみよう。片手に5本ずつ、両手で10本あります。昔の人も指を使って数えていたことが、10をひとまとまりにする数え方が広まった理由の一つと考えられています。
右の「1つ増やす」を押して、印が10本になるとどうなるかを確かめよう。
10本を1組にすることを繰り返し、10組集まったら、今度はそれをもう一つ大きなまとまりにします。
数字の場所にも意味がある
数字は0から9までの10種類だけでも、並べる場所を使い分ければ、とても大きな数を表せます。
右の端は「一の位」、その左は「十の位」、さらに左は「百の位」と呼びます。
たとえば10は「十の位に1、一の位に0」。100は「百の位に1、十の位に0、一の位に0」です。
0は、そこにまとまりがないことを知らせる役目も持っています。0がなければ、10と100を区別して書くのが難しくなりそうだね。
昔の人も、数の書き方を工夫した
大きな数を表す方法は、世界のさまざまな地域で考えられてきました。古代エジプトでは数の大きさに応じて異なる記号を使い、古代バビロニアでは60を基準にした位取りの考え方が発達しました。
私たちが普段使っているのは、10をひとまとまりにして位を増やしていく十進法(じっしんほう)です。
次は、何もないことを表す「0」が、どんなときに必要になるのかを考えてみよう。
印の数:8本
10本のまとまり
百の位0
十の位0
一の位8
この教材は0〜999本まで試せます。